がれき収集・清掃作業の手袋はこれで決まり|突き刺し防止グローブの選び方 - DK-WORKS お知らせ

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がれき収集・清掃作業の手袋はこれで決まり|突き刺し防止グローブの選び方

がれき収集、産廃処理、造園作業。こうした現場では、釘・ガラス片・金属片・木の枝など、鋭利なものが日常的に飛び交います。「今日もヒヤリとした」「手袋が破けて指に刺さりそうになった」――そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

一般的な作業手袋は、グリップ力や操作性を中心に設計されています。しかし、突き刺しや切創という「刃物系のリスク」に正面から向き合った手袋は、実はあまり多くありません。

この記事では、がれき収集・産廃処理・造園作業といった現場で本当に役立つ「突き刺し防止手袋」の選び方と、DK.WORKSが開発した2モデル(TB-001・TB-002)の特徴を詳しく解説します。

がれき収集・清掃作業で「手の怪我」が多い理由

建設業と製造業における労働災害の部位別・型別内訳グラフ。指と手の損傷が66%を占める。

現場での手指の怪我は、決して珍しい出来事ではありません。厚生労働省のデータによると、令和4年度の休業4日以上の死傷者数は132,355人(前年比1,769人増・過去10年で最多)に達しており、そのなかでも疾病部位として最も多いのが「手・指」です(出典:厚生労働省 職場のあんぜんサイト)。

清掃・解体・がれき処理といった現場では、地面や残骸に潜む鋭利なリスクが特に多く、手袋への要求水準は他の現場と比べても高くなります。

現場に潜む3つのリスク

こうした作業現場で手に起こりうるリスクは、大きく3つに分類できます。

・突き刺し:釘・針金・ガラス片・金属片・木の枝など、尖ったものが掌や指先を貫通するリスク
・切創:鋭利なエッジを持つ金属片・ガラスなどで手を切るリスク
・摩耗:荒れた路面や廃材との繰り返し接触で手袋の生地が削られ、保護機能が低下するリスク

一つひとつは小さな怪我に見えても、現場では細菌感染や、指の腱・神経へのダメージにつながるケースもあります。「ちょっとした刺さり傷」を侮らないことが、現場の安全管理の第一歩です。

一般的な作業手袋では対応できないケース

倒壊した建物の瓦礫の上で、汚れた軍手を貫通して錆びた釘が突き刺さっている

市販の一般的な作業手袋(牛革・合皮・ニットタイプなど)は、摩耗や汚れには強い一方、「突き刺し防止」という機能を専門的に持つ商品はごく少数です。

手袋の生地を貫通するほどの力が加わった場合、生地の厚みだけでは防ぎきれないことがあります。特に、釘や針金のように先が細くピンポイントで刺さるものは、生地を押し広げて侵入してくるため、一般的な縫製手袋では十分なガードが難しいのです。

突き刺し防止に特化した構造を持つ手袋を選ぶことが、これらの現場では重要になります。

突き刺し防止手袋を選ぶ3つのポイント

「突き刺し防止」と書かれた手袋は複数ありますが、その性能には大きなばらつきがあります。以下の3つのポイントを確認してから選ぶことをおすすめします。

① 掌部の突刺し防止性能(試験数値で選ぶ)

上に向けて何本も打ち付けられた鋭い釘の上に手をかざす防刃・耐突刺性グローブ

突き刺し防止性能は、EN388:2016(ISO 23388)という国際規格の試験で数値化されます。試験では鋭利な針を一定速度で押し込み、貫通するまでに必要な力(N:ニュートン)を計測します。

レベル120N以上
レベル260N以上
レベル3100N以上
レベル4(最高)150N以上

※EN388:2016 耐突刺性試験(カケンテストセンターにて実施)

現場で実際に使われる釘や針金の刺さる力を考えると、レベル4(150N以上)の性能を持つ手袋が安心です。なお、DK.WORKSのTB-001・TB-002の掌部は、試験数値461Nを記録しており、レベル4を大幅に上回る性能となっています。

② 耐切創性能(素材の違いを知る)

カッターナイフの刃を押し当てても切れない耐切創性を持つグレーのケブラー生地

突き刺しとあわせて重要なのが「切創」への対応です。EN388:2016では耐切創性もレベル1〜5(TDM試験)で評価されます。がれきや金属片が散乱する現場では、切れに強い素材を選ぶことで、複合的なリスクに対応できます。

耐切創性に優れた素材の代表格が「ケブラー(アラミド繊維)」です。鋼鉄の約5倍の引張強度を持ちながら、ニット素材なので柔らかく手に馴染む特徴があります。甲部にケブラーニットを採用した手袋は、突き刺しと切創の両方に対応できる現場向きの選択肢です。

③ 作業性・フィット感(動かしやすさも安全の一部)

保護性能が高くても、動かしにくい手袋では現場での作業が滞り、かえって別の事故リスクを生むことがあります。以下の点も確認しましょう。

・掌部のカットラインに工夫があるか(指を自然に曲げられるか)
・素材に適度な伸縮性があるか(細かい作業に対応できるか)
・長時間着用で蒸れないか(吸汗速乾素材かどうか)
・カラビナループなど紛失防止の工夫があるか

突き刺し防止手袋は、正しく装着していることで初めてその性能を発揮します。「着けることが億劫にならない手袋」を選ぶことが、現場の安全継続につながります。

DK.WORKSの突き刺し防止グローブ 2モデル詳細比較

突き刺し防止グローブのイメージ写真

DK.WORKSが展開するTBシリーズは、がれき収集・産廃処理・造園作業・官公庁(消防・警察・自衛隊)・警備といった現場の声から生まれた突き刺し防止グローブです。2モデルはいずれも掌部に同じ3層構造を採用しており、試験機関(カケンテストセンター)による数値でその性能が裏付けられています。

掌部の3層構造がポイント|共通の突き刺し防止の仕組み

TB-001・TB-002に共通する最大の特徴が、掌部の3層構造です。外側から順に以下の素材を重ね合わせることで、高い突き刺し防止性能を実現しています。

表面(外側) アラミドシリコーン:難燃・耐切創・ノンスリップ性に優れた特殊素材
中間層 特殊突刺し防止素材:釘などの鋭利なものをしっかりブロック
内側(肌面) 吸汗速乾素材:装着時の快適性を保つ

表面のアラミドシリコーンは、難燃・耐切創・ノンスリップという3つの性能を兼ね備えたハイブリッド素材です。掌側のカットラインにも工夫を凝らし、指を自然に曲げられる作業性を損なわない構造になっています。

TB-001(ケブラーニットタイプ)|耐切創・難燃性を高めたモデル

突き刺し防止グローブケブラーニットタイプ「TB-001」

TB-001は、甲部にケブラーと綿の交編編物(ダブルニット)を採用したモデルです。ケブラーは耐切創性と難燃性に優れ、かつニット素材のため柔らかく手に馴染む特徴があります。鋭利な金属片が飛び交う解体作業や、難燃性も必要な現場に適しています。

型番TB-001
価格7,900円(税込)
カラーブラック・オレンジ
サイズM・L・LL
甲部素材ケブラーと綿の交編編物(ダブルニット)
掌部素材アラミドシリコーン(3層構造)
主な特長耐切創性・難燃性・突き刺し防止・ノンスリップ

TB-002(吸汗速乾タイプ)|軽量・快適性重視のモデル

突き刺し防止グローブ吸汗速乾素材タイプ「TB-002」

TB-002は、甲部をポリエステル100%の吸汗速乾素材に変更したモデルです。掌部の3層構造・突き刺し防止性能はTB-001と同水準を維持しながら、より軽量で通気性を高めた設計になっています。保護性能は掌側だけでよい場面、暑い季節の屋外作業や、長時間の清掃・ゴミ回収作業に向いています。

型番TB-002
価格6,900円(税込)
カラーイエロー・ブラック
サイズM・L・LL
甲部素材ポリエステル100%(吸汗速乾)
掌部素材アラミドシリコーン(3層構造)
主な特長軽量・快適・突き刺し防止・ノンスリップ

性能の試験動画

TB-001 vs TB-002 どちらを選ぶべきか?用途別チェック表

確認ポイント TB-001 おすすめ TB-002 おすすめ
耐切創性・難燃性も必要
金属片・ガラス片が多い現場
夏場・屋外の長時間作業
コストを抑えたい・複数枚準備
ゴミ回収・清掃・園芸メイン
解体・がれき収集・官公庁向け

※掌部の突き刺し防止性能・耐切創性は両モデル共通です。

業種・作業別のおすすめ選び方

同じ「突き刺し防止手袋」でも、現場によってリスクの内容は異なります。ここでは代表的な4つの作業シーンごとに、おすすめモデルの選び方をご紹介します。

がれき収集・解体作業向け(TB-001推奨)

地震によって完全に倒壊した建物の瓦礫と崩れた白い壁

解体現場やがれき収集作業では、金属片・コンクリート破片・釘・ガラスなどが混在します。突き刺しのリスクに加え、鋭利な金属エッジによる切創リスクも高い環境です。

このような現場では、甲部のケブラーニットによる耐切創性と難燃性を備えたTB-001が有効です。作業中に壁面や金属に手が触れることが多い場合も、ケブラーの保護性能が安心感をもたらします。

産廃処理・ゴミ回収向け(TB-002推奨)

ゴミ処理施設で大量のプラスチックごみを移動させるCAT製MH3022重機

産廃処理やゴミ回収は、暑い季節の屋外で長時間行われることが多い作業です。汗による蒸れが手袋の着用感を大きく左右するため、吸汗速乾素材を採用したTB-002が適しています。

掌部の突き刺し防止性能(461N)はTB-001と同水準ですので、保護性能を落とさずに快適な着用感を得ることができます。また、イエローカラーは視認性が高く、作業中の安全確認にも役立ちます。

造園・緑化作業向け(TB-002推奨)

鋭いトゲがいくつも生えたバラの緑色の茎のクローズアップ

造園作業では、植物のトゲ・枯れ枝・竹の断面・針金など、日常的に突き刺しリスクが潜んでいます。手を細かく動かすことが多い作業でもあるため、軽量でフィット感の高いTB-002がおすすめです。

掌側のカットラインの工夫により、指を自然に曲げて細かい作業ができます。農業・公園管理・緑化工事など、屋外の植物を扱う現場全般で活躍します。

官公庁(消防・警察・自衛隊)向け(TB-001推奨)

県警察の文字が入った防弾チョッキを着用し街頭を巡回する警察官の後ろ姿

消防・警察・自衛隊など官公庁の現場では、予測のつかない様々なリスクに備える必要があります。がれきや破損建材の中での活動、金属物との接触、そして難燃性が求められる場面も想定されます。

TB-001のケブラーニットは難燃性を持ち、突き刺し防止・耐切創性との複合機能を1枚で実現できるため、こうした多様なリスクが混在する現場での使用に適しています。

指の挟まれ防止に最適な耐圧グローブとの組み合わせも検討を

がれき収集・解体作業の現場では、重量物の取り扱いも伴うことがあります。鋭利なリスクへの対策と同時に、「指の挟まれ・圧迫」というリスクが混在する現場では、用途に応じた手袋の使い分けも検討に値します。

DK.WORKSのフラッグシップモデル「耐圧グローブ PRESS GUARD」は、四国電力株式会社との共同開発による耐圧性能特化型グローブです。片手14枚の耐圧板が指を上下の圧力から守り、最大荷重400kg時に4mmの変形という試験データ(香川県産業技術センターによる試験)が、その性能を裏付けています。

まとめ|現場のリスクに合った1枚を選ぼう

がれき収集・清掃作業・園芸作業で手を守るためには、突き刺し防止性能を数値(試験データ)で確認し、現場のリスクに合ったモデルを選ぶことが大切です。

この記事のポイントまとめ

  • ・現場のリスクによって、突き刺し防止手袋を選ぶべき
  • ・TB-001:耐切創性・難燃性が必要な解体・がれき・官公庁向け
  • ・TB-002:快適性・軽量性を重視する清掃・造園・ゴミ回収向け
  • ・両モデルとも掌部突き刺し防止性能は同水準(461N・レベル4)
  • ・重量物を扱う現場では耐圧グローブ PRESS GUARDとの使い分けも選択肢のひとつ

「手袋1枚でどこまで守れるか」を正しく理解したうえで、今の現場に本当に必要な保護具を選んでください。手指のリスクを軽減することが、長く現場で働き続けることへの第一歩です。